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【最新】2025年度のピッチコンテスト10選

ピッチコンテストに出ようか考えているが、正直ビジネスコンテストや普通のプレゼンとどう違うのかわからない、探し方が分からない。
そのようなモヤモヤからピッチコンテストに出るのを迷っている方もいると思います。
そこでこの記事ではそもそもピッチコンテストとは何かについてを解説しながら、今年度に開催されるおすすめのピッチコンテスト10選を紹介していきます。

目次

ピッチコンテストとは?

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ピッチコンテストとは、起業家やスタートアップ企業が、自分たちの事業やアイデアを短時間でわかりやすく発表し、投資家や審査員から評価や資金援助、協力者を得るためのイベントです。一般的に発表時間は3〜10分程度で、短い時間の中で事業の魅力や将来性を伝えることが重要です。
ビジネスコンテストとの違いは、ピッチコンテストが主に資金調達やビジネスパートナーとの出会いを目的としているのに対し、ビジネスコンテストは新しいアイデアや社会的な問題を解決するビジネスモデルを評価する傾向があるという点です。ピッチコンテストは、特に短く分かりやすい発表が求められるため、資金調達を考えている起業家にとって重要なイベントとなっています。
また、ピッチコンテストでは審査員や参加者から具体的なアドバイスをもらえることが多いため、自分たちの事業計画を改善する良い機会になります。さらに、コンテストでの受賞経験は、企業の信用や認知度を高めるだけでなく、その後の投資家との面談や採用活動でも有利に活用することができます。

ピッチコンテストに出るメリットについてはこちらでさらに詳しく説明していますのでぜひご覧ください!

2025年度に開催されるピッチコンテスト10

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2025年度には、全国各地やオンラインでさまざまなピッチコンテストが開催されます。これらのコンテストは、学生起業家を含む幅広い層が参加でき、資金調達や事業パートナー獲得、さらには事業計画の改善や認知度向上のチャンスを提供しています。
例えば、「Startup World Cup」では東京や東北など複数地域で予選が行われ、世界大会への出場権をかけて競います。また、「Technovation Girls」では若い世代の女性起業家がテクノロジーを活用したアイデアを競います。「IVS LAUNCHPAD」や「NIKKEI THE PITCH」など、業界からの注目度が高いコンテストでは、メディア露出や著名な投資家との繋がりを得られることも特徴です。
多くのコンテストでは審査員から具体的なフィードバックやメンタリングを受けることができ、事業を次のステージに引き上げるための貴重な機会となります。自身の事業領域や目標に最適なピッチコンテストを選び、2025年の事業成長に向けた大きな一歩を踏み出しましょう。

コンテスト名 日時 場所 賞金 締切 参加資格
Startup World Cup 2025 (東京予選) 2025年7月18日 グランドハイアット東京 最大1億5,000万円(世界大会賞金) 未発表 スタートアップ(地域・業種不問)
Startup World Cup 2025 (東北予選) 2025年7月(詳細日程未公表) 東北地域(会場未公表) 最大1億5,000万円(世界大会賞金) 未発表 スタートアップ(地域・業種不問)
Technovation Girls 2025 日本公式ピッチイベント 2025年夏(詳細日程未公表) 東京(会場未公表) 記念品・メンタリング(賞金なし) 未発表 中高生女子チーム(10チーム+α)
Wellness Leaders Award 2025 2025年秋(予定) 東京(会場未公表) 賞金+協業支援(詳細未発表) 未発表 ヘルスケア領域スタートアップ
Tech Osaka Award 2025(Tech Osaka Summit 内) 2025年秋(予定) 大阪(会場未公表) 賞金+事業化支援 未発表 AI・IoT・先端技術スタートアップ
KPMG Global Tech Innovator Competition in Japan 2025 2025年夏(予定) 東京(会場未公表) 海外大会進出権+副賞 未発表 FinTechやデータ解析系スタートアップ
WE AT CHALLENGE 2025 2025年11月27日 東京(会場未公表) 総額3,000万円超 未発表 スタートアップ、研究者、学生
SusHi Tech Challenge 2025 2025年(詳細未公表) 東京ビッグサイト 賞金1,000万円(グランプリ) 未発表 国内外スタートアップ(英語ピッチ必須)
IVS2025 LAUNCHPAD 2025年(IVS開催期間内) 京都・神戸(予定) 賞金+投資機会 未発表 スタートアップ(審査選考制)
Startup JAPAN EXPO 2025 2025年秋(予定) 東京ビッグサイト 展示+投資・協業マッチング機会 未発表 国内外スタートアップ
NIKKEI THE PITCH 2025年(詳細未公表) 東京都内(会場未公表) 賞金+メディア露出・企業連携機会 未発表 実績ある/新興スタートアップ

Startup World Cup 2025(東京予選)

世界100以上の国で予選が行われ、東京予選は7月18日・グランドハイアット東京で開催。優勝者は秋に米・サンフランシスコで行われる本戦に進出し、最大約1億5,000万円の投資賞金を争う世界規模の大会です

Startup World Cup 2025(東北予選)

詳細は東京と共通ですが、地域代表選出とブース展示が大きな特徴で、世界大会進出枠を争います

Startup World Cup 2024 Champion

Technovation Girls 2025 日本公式ピッチイベント

全国約440名・88チームから選抜された10+αの中高生チームが、スポンサー審査員の前でアプリ+事業計画を発表。文部科学省後援・英語プラン含む社会課題解決型の女子向けイベントです

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Wellness Leaders Award 2025

健康・ウェルネス領域のスタートアップを対象とするピッチコンテスト。賞金・協業支援が得られ、国内のヘルスケア市場で成長を目指す企業が集います。

Wellness Leaders Award 2025

Tech Osaka Award 2025(Tech Osaka Summit 内)

関西発の技術系ピッチコンテスト。AI・IoT・先端技術に特化し、地域の産業との連携や投資後の事業化支援が魅力です。

KPMG Global Tech Innovator Competition in Japan 2025

KPMG主催のグローバル技術コンテスト日本ラウンド。FinTechやデータ解析分野のビジネスプランが評価されます。

GTI2025 in Japan

WE AT CHALLENGE 2025

アジア最大級のWell‑Being領域ピッチコンテストで、社会・人・環境・文化の4分野を対象に、スタートアップや研究者、学生など幅広い挑戦者が集い、総額3,000万円超の賞金をかけて東京(11月27日)で開催されます。

SusHi Tech Challenge 2025

「持続可能な都市をハイテクで実現する」をテーマに、世界46か国から657社が応募する国際ピッチで、東京ビッグサイトで英語ピッチと展示を行い、グランプリには賞金1,000万円が授与されます。

Sushi Tech Challenge Grand Prize

IVS2025 LAUNCHPAD

日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS」内で開催され、決勝登壇15社が6分ピッチ。審査員は投資家・大企業・スタートアップ関係者で構成され、注目度とネットワーク形成に強みがあります

IVS2025 Kyoto Event

Startup JAPAN EXPO 2025

国内外のスタートアップ・投資家が集う展示型EXPO。ピッチステージやマッチングセッションを通じて投資・協業の機会が得られる場です。

NIKKEI THE PITCH

日本経済新聞社主催のピッチイベントで、メディア露出と企業連携のチャンスが豊富。実績のあるスタートアップから新進気鋭の企業まで注目されます。

Business Panel Discussion Event

ピッチコンテストに出る3つのメリット

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ピッチコンテストに出ることで、事業成長に繋がる多くのメリットを得ることができます。特に、以下の3つが代表的なメリットとして挙げられます。
まず第一に、審査員や他の参加者から具体的なアドバイスやフィードバックを得られるため、自分たちの事業計画を改善(ブラッシュアップ)する機会になります。
第二に、ピッチコンテストでは、資金調達や新たなビジネスパートナーとの出会いを期待できます。投資家や関連企業との直接的なつながりを持つチャンスが多いため、事業拡大を目指す起業家にとって非常に重要です。
第三に、ピッチコンテストへの参加と受賞は、企業やサービスの知名度や信頼性を高め、広報活動にも大きな効果をもたらします。
それぞれのメリットについて、この後の章で詳しく説明していきます。

メンタリングやフィードバックによる事業計画のブラッシュアップ

ピッチコンテストでは、経験豊富な審査員や業界の専門家から直接的なアドバイス具体的なフィードバックをもらうことができます。審査員の多くは、自らも起業経験があり、スタートアップの成長段階における課題を熟知しています。そのため、得られるフィードバックは実践的で具体的であり、自分では気づけなかった視点や課題を指摘してもらえることが多いです。また、他の参加者との意見交換を通じても新たな発見があり、事業計画やサービス内容を多角的に見直すことで、より強固なビジネスモデルへと改善することが可能になります。

資金調達やビジネスマッチングの機会が得られる

ピッチコンテストは、投資家や大手企業の担当者などが数多く参加する場であり、資金調達や新しいビジネスパートナーとの出会いの場となります。実際のピッチ発表後に、関心を持った投資家や企業から具体的な協業提案や投資の申し出を受けることもあります。さらに、ピッチ後のネットワーキングセッションなどが設けられていることが多く、直接対面でのコミュニケーションを通じてビジネスマッチングを進めやすい環境が整っています。このような機会を活用して、次の事業フェーズへと繋がる強力な人脈形成が可能です。

認知度・信頼性の向上と広報効果

ピッチコンテストでの入賞や参加自体がメディアで取り上げられることで、自社やサービスの認知度を大きく高めることができます。特に注目度が高いコンテストでの受賞は、企業としての信頼性を証明する一つの重要な実績になります。また、受賞歴や参加歴をウェブサイトや広報資料、SNSなどで積極的に発信することにより、潜在顧客や投資家、採用候補者に対して効果的なPRが可能になります。特に新規採用活動やインターンシップ募集においては、「実績ある企業」として強いアピール材料になるでしょう。

実際に出資を獲得したスタートアップの3つの事例

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ピッチコンテストを通じて実際に資金調達や注目を集め、事業成長を果たした代表的なスタートアップの事例を紹介します。それぞれがどのピッチコンテストで評価され、具体的にどのような成功を収めたのかを見ていきましょう。

Aillis(アイリス)

Aillisは、AIを活用してインフルエンザなどの感染症を迅速かつ正確に診断するサービスを提供しています。「IVS LAUNCHPAD」でのピッチが投資家や業界関係者から高評価を受け、複数のベンチャーキャピタルからの出資を獲得しました。その後もメディアで取り上げられるなど露出が増え、現在では医療現場で幅広く導入されています。

Kauche(カウチェ)

Kaucheは、ソーシャルコマース(SNSやコミュニティを活用したオンラインショッピング)を提供するスタートアップです。「NIKKEI THE PITCH」でのプレゼンテーションが大きく評価され、著名な投資家や企業から出資を受けました。友人や家族と共同購入することで割引が受けられるユニークな仕組みが話題となり、受賞後に事業が大きく加速しています

Thermalytica(サーマリティカ)

Thermalyticaは、AIを活用した熱画像解析技術を開発・提供する企業で、「KPMG」において革新性や実用性が評価されました。これをきっかけに投資家からの資金調達に成功し、インフラ管理分野で多くの企業と提携を進めています。受賞を機に信頼性と知名度が向上し、さらなる事業拡大を続けています。

高い評価を受けやすいピッチの3つの特徴

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ピッチコンテストで高評価を獲得するためには、明確で説得力のあるポイントや戦略的なプレゼンテーションが欠かせません。数々のピッチコンテストで成功を収めた起業家のピッチを分析すると、共通して高評価を受けやすいポイントが浮かび上がってきます。成功するピッチには単にアイデアの斬新さだけではなく、審査員を納得させ、心を掴むような内容や表現力が求められます。この章では、具体的に高評価を受けやすいピッチの特徴を掘り下げ、どのようにそれらを自分たちのピッチに取り入れられるかを解説していきます。

顧客課題の明確さ

ピッチコンテストでは、「どのような課題を誰のために解決するのか」を明確かつ具体的に伝えることが最も重要な要素の一つです。漠然とした問題意識ではなく、具体的な数字や実際のユーザーのエピソードを活用し、審査員にリアルな課題感を伝える必要があります。たとえば、「どのくらいの人がどのような課題に悩んでいるのか」「なぜ現在の解決方法では不十分なのか」といった情報を詳細に示すことで、審査員が市場性や必要性を直感的に理解できるようになります。また、自社のサービスや製品が具体的にどのようにその課題を解決できるのかを明快に示すことも重要です。このような具体的なストーリーを通じて、聴衆が問題の深刻さを感じ、その解決策への関心を高めることができます。

ターゲット(審査員)に合わせた内容

ピッチを成功させるためには、単なる一般的なプレゼンテーションではなく、審査員や投資家といったターゲットに合わせて内容を最適化することが不可欠です。審査員の経歴、専門分野、関心事項などを事前に徹底的にリサーチし、彼らが関心を持ちやすいポイントに重点を置くことが大切です。たとえば、投資家が中心の審査員の場合は収益モデルや市場規模、成長の見通しなど経済的な面を明確に伝えることが重要です。逆に、技術的な専門家が多い場合は、自社技術の優位性や革新性、競合との差別化ポイントを伝えることで評価が高まります。また、ピッチの構成や使用する言葉、提示するデータの種類までターゲットの特性に合わせて工夫することが、審査員の共感を呼び評価につながる鍵となります。

熱意を伝える

ピッチにおいて、発表者自身の熱意や情熱をしっかりと伝えることは、審査員に深い印象を残すために非常に重要です。起業家の情熱は、事業を成功させるための原動力であり、投資家やパートナーがその起業家やチームを信頼し、共に事業を推進したいと思う要因になります。熱意を伝えるには、まず自分たちがなぜその事業を始めたのかという原点や強い動機を明確に示すことが効果的です。さらに、単なる言葉だけではなく、話し方や表情、ジェスチャーを通じて視覚的に情熱が伝わるよう意識するとよいでしょう。情熱的なプレゼンテーションは、聴衆の共感を引き出し、説得力を増し、投資家や審査員があなたのビジョンを共有しやすくなる効果があります。

ピッチコンテストの賞金は?

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ピッチコンテストの賞金は、イベントの規模や主催者、対象分野によって大きく異なります。
一般的には、数十万円から数百万円の範囲が多く、スタートアップや学生起業家向けの中規模なイベントでは、この水準の賞金が標準的です。
一方で、東京都や国が支援する大規模なプログラム、あるいはグローバル規模で行われるイベントでは、1,000万円規模の高額賞金が設定されるケースもあります。

また、最近のピッチコンテストでは現金賞金に加えて、事業成長を支援するための副賞や特典が充実しているのが特徴です。
たとえば、オフィス利用権や広告出稿枠、専門家のメンタリング、アクセラレーションプログラムへの参加権など、資金以外のリソースが手に入る場合があります。
さらに、ベンチャーキャピタルやCVC(事業会社系VC)による出資の打診や、協業企業との提携機会が賞金とは別に提供されることも多く、単なる金銭的支援を超えて、事業成長の起爆剤となるケースが増えています。

具体的な例として、「CFSオープンイノベーション・ピッチ2024」では、

大賞:200万円
準大賞:100万円
協賛企業賞:25〜50万円
といった賞金が設定されています。
さらに、ファイナリスト(上位15社)だけでなく、セミファイナリスト上位50社にも協業や成長支援が提供されるなど、賞金以外の価値も高く評価されています。

賞金規模が大きいコンテストは、同時にメディア露出や投資家との接点も多く、入賞やファイナリスト入り自体が大きな広報効果を持ちます。
そのため、ピッチコンテストを選ぶ際は、賞金額だけでなく、成長支援や人脈形成の機会を含めた総合的な価値を基準にすることが、起業家やスタートアップにとって重要なポイントです。

結論として、ピッチコンテストは「賞金を得る場」というだけでなく、資金・人脈・広報効果を一度に手に入れられる事業加速の場です。
賞金規模に目を奪われすぎず、成長を後押しするプログラムやリソースが整ったイベントを選ぶことが、次のステージへ進むための近道となるでしょう。

よくある質問

この記事を読む中で、多くの方が気になるポイントをQ&A形式で整理しました。気になる疑問をサッと解決して、必要な情報をすぐに確認できます。

英語でのピッチはある?

多くのコンテストでは日本語が主流ですが、特に国際的なコンテストや投資家が海外から参加するイベントでは、英語でのピッチが求められることもあります。

実際のピッチの動画は?

多くのコンテストが公式ウェブサイトやYouTubeなどの動画プラットフォームで過去のピッチを公開しています。参加前に視聴することで雰囲気や評価基準を掴むことが可能です。

どんな企業が出ている?

テクノロジー系、ヘルスケア系、ソーシャルビジネスなど、多種多様な業種の企業が参加しています。特にスタートアップや新規事業を展開する企業が多く参加しています。

東京都で行われるピッチコンテストは?

東京都内では年間を通じて多くのピッチコンテストが開催されています。特に渋谷・新宿・港区などを中心に頻繁にイベントが行われており、オンライン開催を併用しているケースも多くあります。

まとめ

ピッチコンテストは、資金調達や人脈形成、広報効果を一度に得られる貴重な成長の場です。
国内外で開催される多様なコンテストは、賞金だけでなくメンタリングや協業機会などの副賞が充実しています。
審査員からのフィードバックや投資家との接点を通じて、事業計画をブラッシュアップし次の成長段階へ進む大きなチャンスとなります。
自社の事業領域や成長目標に合わせて最適なコンテストを選ぶことが成果を最大化する鍵です。
単なる競争の場ではなく、スタートアップが飛躍するためのステージとして積極的に活用する価値があります。

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